「THE BUTTERFLY - Colored by Caori Covayashi」とは?
これはクロスオーバーなコンサートです。
場所がクロスオーバー。
音楽がクロスオーバー。
歌詞がクロスオーバー。
そしてコラボレーションするアーティスト達とお客様がクロスオーバーなのです。
音楽はクラシックとポップスが融合したクラシカルクロスオーバーというジャンルがメイン。歌詞は日本語の楽曲、英語の楽曲、そして日英取り混ぜた楽曲の混成。コラボレーションするクリエイター、シンガー、ミュージシャンはそれぞれ、日本、アメリカ、韓国で活躍。だから、歌詞が、譜面が、CDが、映像が、写真が、そして時には人間が、海を越えてコラボレーションの相手の元へと飛んでゆきます。
それらが交じり合って作られたものは、まるで、様々な美しい色を持って生まれた1匹の極彩色の蝶々のように、NYというクロスオーバーの中心地でクロスオーバーなカルチャーに暮らす観客の皆様のもとへ降り立ちます。それがこのコンサート、THE BUTTERFLY。作詞・演出の小林香が、蝶を描きだします。
耳を澄ませば、羽音が聴こえてくる。
どうやら蝶が飛んでいる、こんな暗闇に。
高き窓より、一筋の光が射しこむ。
蝶の輪郭が、浮かび上がる。
自然に存在する全ての色をまとったかのような、色鮮やかに、鈍く光る、原色の、羽根。
美しい。
蝶は、神が描きはじめた絵画の断片。
教会のステンドグラスは、一筋の光で浮かびあがる蝶の羽根。
この祈りの場所で、音楽と詩が、蝶の姿を見せてくれる。
闇のなかにさえ、美が舞うこの世界。
蝶のように人も羽根と色をもっている。
蝶も、ひとも、美しく、飛べる。
バックグラウンドが違っても、表現方法が違っても、大切に思うものは同じだと信じています。自分にとって大切な人たち、大切なもの・・・それらへの想いを、音楽と詩の力を借りて、教会という祈りの場所で、ろうそくの明かりの下、あらためて感じられる時間になればと思います。
全てがクロスオーバーする街、NYだからこそ生まれる美しい蝶です。
クロスオーバーな見どころ
クロスオーバー/ 小林香×16人のアーティスト
若手作詞家、コンサート演出家として日本で注目を集めている小林香が、16人のアーティストと共に音楽と詩で美しくドラマティックな世界を描き出します。このNYでのコンサートのために、若きアーティストたちが海を越えて集結しました。創作過程から密なコラボレーションを続けて生み出してきたものを、このコンサートで皆様にお届けします。
クロスオーバー/ 日本×ブロードウェイ
「レミゼラブル」のエポニーヌ役、「ミスサイゴン」のキム役をはじめとする数々の大役を演じ、日本のミュージカル界で現在最も注目されている女優の一人、新妻聖子。「フラワードラムソング」の全米ツアーで主役のメイ・リー役を演じ大絶賛を浴び、また「コーラスライン」、「マンマミーア」、「太平洋序曲」、「フラワードラムソング」などで数多くのブロードウェイの舞台にも立っている高良結香。この、日本語にも英語にも堪能な2人が海を越えて初共演し、素晴らしい歌声を聴かせます。
クロスオーバー/ ポップス×クラシック
ジョシュ・グローバン、セリーヌ・ディオン、ブライアン・アダムス、ケルティック・ウーマン、IL DIVO、パバロッティなどが歌っていることで知られる“クラシカル・クロスオーバー”というジャンルの数々の名曲を、ストリングスとピアノの編成でお届けします。
クロスオーバー/ シンガー×クリエイター
小林香が新妻聖子と高良結香のために歌詞を書き下ろし、現在日本で最も注目を集めている若手作曲家の稲本響、ミュージカル作曲家の登竜門であるジョナサン・ラーソン・アワード賞を受賞したGihieh Lee、幻の名盤と言われているアルバム「月光浴」等に曲を提供している桑野聖が作曲します。
クロスオーバー/ 音楽×教会
NYの教会の中でも屈指の音響を誇るグッドシェパード教会は、クラシカルクロスオーバーという壮大なジャンルの音楽に最適な空間です。美しいこの教会が、皆様が音楽を通じて祈り、また人に、自分に想いを馳せる場所になれば。